もくじ
Toggleご質問頂く方の中で、Elementor無料版に他のプラグイン沢山を追加して、Elementor Proと同じ事を実現しようとする方が多く見られます。もちろん、どちらを使うかは個人の自由ですが、ElementorProを使っている自分からすると、もどかしい気持ちになります。
いえいえ、決して無料版を使う事が悪いという意味ではありません・・・やりたい事がPro版に適している場合、無料版を無理に使うよりも良い場合があるという事を言いたいだけです。
診断!こんな時はProがオススメ。
では、どんな事がPro版に適しているのか?Pro版の方が良いのか?診断してみたいと思います。(繰り返し申し上げますが、無料版、Pro版どちらを使うかは、個人の自由である事を前提に申し上げておきます)
ケース① ブログを自由にコントロールしたい!
ブログサイトやメディアサイトで、投稿一覧ページや投稿(記事)ページを自由にデザインしたい場合、ElementorProがオススメです。Pro版には「Post ウィジェット」があり、簡単に投稿一覧を好きな場所に配置する事が出来ます。
(参考)Elementor Pro(エレメンター)|ポストウィジェット紹介
また、投稿(記事)ページを作成するのに最適な、専用のウィジェットも用意されており、タイトルの位置やデザイン、本文の文字サイズ、サムネイル表示、登校日やカテゴリー表示など様々なデータをドラッグ&ドロップだけでデザイン・レイアウトする事が出来ます。
また、ブログに必要なアーカイブページ(カテゴリー別、タグ別、日付別などの投稿一覧)もプログラミングなしで簡単に作成する事が出来ます。
悩ましい所ですね。ブログ一覧や投稿ページは既存のテーマデザインをそのまま採用し、固定ページだけをElementor無料版で作成する方も多くいらっしゃいます。しかし、問い合わせフォームが必要だったりするとどうでしょうElementor無料版とフォームプラグインの2つが必要となってきてしまいます。
発想を変えて、反対に考えた場合・・・
ElementorProを導入する事で、今使ってる投稿一覧や投稿(記事)ページのデザインをElementorProで再現してしまえば、「フォームウィジェット」がPro版には既にある為、Pro版1つのプラグインだけで事が足ります。
プラグイン数だけではなく、Elementorの一貫した操作方法を習得してしまえば、都度プラグインの使いかたを覚える必要もなく、管理運営もしやすくなります。
ケース② ヘッダーを操りたい。
おっと、いきなり(笑)おっしゃるとおりです!ですが、ElementorPro版のヘッダー機能は色々な事が出来ます。
(機能1)ヘッダーの出し分けが可能
例えば、カテゴリAの記事にはヘッダー①を、カテゴリBの記事にはヘッダー②を!と、設置条件を細かく設定する事が可能です。
全員が全員必要という訳ではありませんが、この機能によっては同一サイト内で、仮想でブログを2つ運営する!という事も可能になります。先ほどケース①で紹介したポストウィジェットで、「カテゴリAがついた記事だけを表示!」という事も出来ますので、映画レビューブログと食レポブログで記事を出し分ける事が可能です。それに合わせてヘッダーも2種類用意し、それぞれの投稿に合わせてヘッダーを出し分ける事で、1つのサイトで、まるで2つのブログを運営している様に表示させる事が可能です。
(機能2)固定ヘッダーもクリック1つでOK
これも良くご質問頂くのが、「無料版でヘッダーを固定させたい!」です。コードを少し書き加える事で、無料版でもヘッダーを固定させる事は出来ますが、Pro版であれば、スイッチオンするだけで、ヘッダーが固定されます。
ですよね!でも、それだけではありません!最近良く見かけるヘッダーで、スクロールに合わせて半透明になったり、ヘッダーが小さくなったりするやつとかも自由に設定する事が出来ちゃいます。
変化開始位置や、変化度合いも自由に設定出来ます。また、透明にするだけではなく、位置やサイズ、角度などscrollに合わせた効果機能(Scrolling Effects)がElementorProでは使う事が出来ます!
ケース③ 管理運用を楽にしたい!
Elementor Proは、無料版よりもテンプレート機能が充実しており、自身が作ったパーツをショートコードで管理する事が出来ます。
いい質問です。この発想はElementorProならではかもしれません。
例えば、全てのページにヘッダーやフッター以外に共通して表示させたいイベント情報やセール情報などがあるとします。その場合、その情報部分(セクション)をElementorで作成し、テンプレート化します。
おっしゃる通り!ですが、Pro版の場合、そのテンプレートをショートコードで管理する事が出来るのです。
なかなか言葉では説明が難しいので、イメージ図を用意しました。
作ったパーツ(テンプレート)をshortcord(紫部分)でページへ貼り付ける事で、同じデザインのパーツ(紫部分)を表示させる事が出来ます。さらに、shortcordで紐づけられる為、親(マスター)のテンプレートを修正すれば・・・一気に貼り付けた部分のパーツ(紫部分)は親(マスター)の情報に書き換わります。
おっと、いきなり理解(笑)ですです。
WordPressで言えば、「ウィジェット」の部分になります。しかも、それが自由に好きな場所に出せて、かつ1箇所で管理出来ちゃう訳ですから・・・アイデア次第では簡単なホームページ管理システム的なものが構築が出来ちゃうのです!
Elementor無料版には不向きな事。
ケース④、⑤・・・とまだまだあるのですが、キリがないので・・・反対に無料版に適さない事という視点で、いくつか例を紹介します。
ケース① Elementor無料版入れて、プラグインの数が20以上
欲しい機能の度にプラグインを追加し、継ぎ足しの様にサイトを制作する事で、プラグインのアップデートやWordPressのアップデートの度に不具合が発生したりと、不安定な運用が予想されます。可能な限り1つのプラグインで実現できれば安心した更新が出来ます。
ケース② ビルダー系プラグインを複数入れる
意外と多いのがこのパターンです。ビルダーの良いとこ採り!と、一見素敵なのですが・・・いつこれらが干渉するか分かりません。ホームページ制作において何を優先させるべきかは事なりますが、本当に2つのビルダーが必要なのか?を検討する事をオススメします。
ケース③ 有料高機能テーマとElementor
テーマによってはビルダー系プラグインさながらの高機能なものを多くあり、カスタマイズ可能なエリアが多岐にわたるテーマの場合、Elementorの機能と競合してしまう可能性があります。その場合はケース②同様に優先すべき点を検討しなおし、どちらか1つにする事をオススメします。
Elementor Proのススメ
色々なケースを紹介してきましたが、最後に自分がElementorProをオススメ理由を語らさせてください。
あ・・・はい(汗)
端的に言うと、このサイトにたどり着いた方は全員Elementor Proをオススメします(笑)Elementorを知り興味を持ったという事は、テーマの不自由さに何かしらの息苦しさがあっての事だと思います(全員とは言いませんが・・・)それで言えば、ElementorProのサブコピーである「テーマビルダー」という名の通り、テーマを丸っと作れるElementorProの凄さは、自身を持ってオススメします。有料テーマで数千円で妥協するか、数千円でPro版を購入し、満足行くまで作り混むか、ここから先は価値観かと思います。
あ、終わりました!
という訳で、Elementor Proにするか悩まれている方へ少しでも参考になれたら幸いです!一緒にElementorでサイト制作を楽しみましょう!